文房具カフェは、映画『HELLO WORLD』の魅力が、 「愛する人を守るために、世界そのものを書き換える」という壮大なテーマにあると考えました。

抒情的で美しい日本の風景の中で描かれる、
京都の高校生の日常。
そこに、時間移動、アバターといった
SFの要素を持って現れる謎の男。
現実世界と記録世界の交錯から、物語が始まる。

この物語には、
世界そのものを"記録する"量子記憶装置「ALLTALE（アルタラ）」と、
世界そのものを"書き換える"装置である「グッドデザイン」が重要なアイテムとして登場します。

「愛する人のために、この世界の記録を改竄(かいざん)する」
という言葉が非常に印象的に響きます。

文房具カフェは、
映画『HELLO WORLD』の世界観を表現するために、
３つのデザインコンセプトを設定しました。

1.架空のPEN-TYPE GOOD DESIGN（ペン型グッドデザイン）

「グッドデザイン」をペン型にしたPEN-TYPE GOOD DESIGNをモチーフとして考えました。
映画の中で登場する「グッドデザイン」は、
①直接触れている部分しか書き換えられない
②処理速度は情報量に依存する
③人の心は書き換えることが出来ない
という３つの特徴を持っています。
架空のPEN-TYPE GOOD DESIGNも同じ特徴を持っている設定にしました。
世界そのものを書き換える、描き換える未知の文房具として、グッズやクリエイティブに表現しました。

2.架空のSFカセットテープ

世界そのものを"記録する"量子記憶装置「ALLTALE（アルタラ）」からヒントを得て、
その記録や記憶が分散されて存在しているイメージとして、
架空のSFカセットテープをモチーフとして考えました。
レトロで少しお洒落なイメージのあるカセットテープの意匠やデザインを使用し、
A面/B面にプラスして、さらにC面があるという不思議な設定にしました。
映画の中の登場人物やシーンをイメージした、
架空のSFカセットテープのデザインをいくつも制作しました。

3.架空の映画チケット

時間移動、歴史の書き換えといった
SF映画の特徴である「if」を表現するために、
架空の映画チケットをモチーフとして考えました。

『HELLO WORLD』の世界観の中で、
例えば記録世界の主人公とヒロインが
現実世界で上映されている映画のチケットを手にするといった空想です。

映画『HELLO WORLD』の魅力を表現するために
文房具カフェが考えた3つのデザインコンセプトの主軸は、
「世界を書き換える、あるいは世界を描くという行為は、
大切な人へ何かを伝えたいという想い」です。

人はペンを持つと、何かを書きたくなります。
描きたくなります。
そして、何かを伝えたくなります。
文房具には、そんな力もあります。

映画『HELLO WORLD』と文房具カフェのコラボレーション。
不思議で、少し切なくて...
だけど、とても温かい未知の体験をしに来ませんか？

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2020年2月1日より通常販売を開始いたしました。

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